me time 〜後編〜 花音さん（女優・モデル）

こんな自分、見たことがないので新鮮です。やって良かったと満足しています！」
『me time』（前ページ）で大胆なヘアチャレンジに挑戦してくれたのは女優、モデルと多方面で活躍し、ネクストブレイクが期待されている花音さん。
「いつも同じぐらいの髪色にしかしたことがなくて、ここまでのイメチェンを初めての美容師さんにお願いするのは、正直、勇気がいりました。でも、MIYUKIさんは年も近いし、めっちゃ話しやすい方だったので、ノリノリでお任せすることができて楽しかったです。アフターケアのことも丁寧にアドバイスしてくれ、『サロンに来てくれたらメンテナンスもしますよ』と言ってくれました。Instagramを拝見したら、結婚式の前撮りや成人式など着物のヘアアレンジがとても素敵だったので、個人的にセットをする機会がある時にお願いしたいと思いました」


HAIR & MAKE-UP MIYUKI (U-REALM)
PHOTO: Kazuki Enomoto
MODEL: Kanon

モデルにスカウトされ人生が激変

花音という名前は、名曲パッへルベルの『カノン』が由来。ゆったりした曲調のように、穏やかで明るく、キュートな笑顔が印象的。アメリカ・ロサンゼルスの出身で、日本語、英語が話せるバイリンガルだ。

アメリカの小学校では生徒会で活躍するほど活発な性格だったが、帰国後に日本の中学校に入学するとカルチャーチョックが大きく、殻に閉じこもった時期もあったという。

人生に光が差したのは中学二年生の時。街で芸能事務所からスカウトを受けた。

「この世界に憧れはあったのですが、背中を押してくれたのは母親でした。小さい頃は歌手になりたいと言っていたようですが、この子はいつか芸能界に入ると思っていたそうです」

2015年、『TOKYO GIRLS AUD ITION 2015』モデル部門準グランプリを受賞し、本格的にモデルデビュー。ファション誌『NYLON』、『Ranzuki』でレギュラーモデルを務めた。

「仕事を始めて人生が激変しました。色々な価値観を持つ大人と出会い、視野も広がって、人見知りとかしている場合じゃないって。ガーリーなギャル系ファッションの『Ranzuki』に出ていたというと、今のイメージとは違うので皆さん驚かれますね。私生活ではNYLON寄りのファッションをしているのですが、Ranzukiは私をモ デルとして育ててくれた大切な場所でした。楽しい思い出もたくさんあります」

＂ドラ恋„をきっかけに女優の道へ

2018年には＂ドラ恋„こと、人気恋愛リアリティショーの『恋愛ドラマな恋がしたい2』（AbemaTV）で女優デビュー。同世代を中心に注目を集める存在となった。

「モデルを軸に活動をしてきましたが、お芝居の魅力に目覚めました。モデルは自分ありきの表現ですが、女優は役を通して違うキャラクターを生きることができる。今回、髪を明るくしたのは、気分を変えたかったのもありますが、役の幅を広げるチャンスに繋がるかもしれないと思ったからです。ギャルとか悪女っぽい役も演じてみたいです」

プライベートでは今春、青山学院大学 英米文学科を卒業。今回、撮影をしたガモウ青山スタジオにも近く、このエリアは庭のようなものだとか。

「大学に行ったのは、学びたいこともあったし、教養のある大人になりたかったという思いがありました。でも、新型コロナウィルスの影響で２年間はほとんど学校に行けずオンライン授業。仕事との両立には役立ちましたが、帰省している友人も多く、リアルで会えない寂しさがありました。コロナ前、授業は英語でディスカッションをすることが多かったのですが、オンラインでは難しい部分も感じましたね」

現在は、ネイティブ並みの英語力を活かし、ＮＨＫラジオ第２『小学生の基礎英語』にメインパーソナリティーとして出演中。

「サンシャイン池崎さんとの掛け合いがとっても楽しい番組です。お子さんやお母さん世代のファンが増えました。大人でも楽しく学ぶことができるので是非、聞いていただけたら嬉しいです！」

この春、大学を卒業しました！

舞台、海外ドラマで活躍するのが夢

最後に今後の目標を伺った。

「舞台とNetflixに出演するのが夢です。憧れは海外に拠点を移された女優の忽那 汐里さん。日本の作品はもちろん、海外の作品にも出られるように頑張りたい。女優という仕事を通じて日本とアメリカ、そして世界の架け橋になれたら嬉しいですね」