The imaii Hair Live Report

LIVE STAGENov.27.2018

The imaii Hair Live

2018.11.20.tue @HARAJUKU QUEST HALL
Door Open / 15:00 Show Time / 15:30

 

2018年11月20日(火)原宿クエストホールにて、imaiiによる『The imaii Hair Live』が行なわれた。46年に渡るimaiiの集大成とも言えるそのステージは、弛まぬ研鑽とともに歩んできた時代の流れと現在、そして輝かしい未来を想像させるimaiiのスピリットそのものだった。

今井英夫氏

冒頭、今井英夫氏のスピーチでは、今日という日を迎えた事への想いとともに、この日に立ち会うべく日本全国、また韓国からも訪れた多くのサロン・美容師の方々の紹介をされ、長きに渡り共に日本の美容業界を牽引してきた事への感謝の言葉を伝えられた。立ち見が出るほどの観客席からの拍手と共にステージは始まった。

hair for your happiness

#01 Mr. imaii’s
美容師歴30年以上のベテラン技術者たちの仕事
佐藤博樹氏、瀧澤克則氏、松田正明氏、深見忠男氏、吉田崇氏

 

#02 Rising
新人スタイリスト、アシスタントたちによるベーシックテクニックとその応用
堀川加偉氏、塩野遥氏、長妻あゆみ氏、川﨑章弘氏、大垣空氏、谷口晃氏、岡野早恵氏、岩本花奈氏

 

#03 men’s cut stage
ディレクター石原治和氏

 

#04 Creative & Colored Noise
クリエイティブチーム/池田博文氏、嶋澤雅美氏、小倉修太氏、時田舞子氏、馬渕翠氏(スタイリスト計5名)、とカラリスト/江波戸大介氏、大倉貴志氏、尾崎敦子氏、花澤有志氏(カラリスト計4名)9名によるトレンドステージと解説

 

#05 Dance Stage by Aoi Yamada氏

AOI YAMADA(山田葵)
Facebook https://www.facebook.com/aoiyamadaaoi/
Instagram https://www.instagram.com/aorizumu/

#06 The Arimura
アートディレクター有村雅弘氏によるステージ

 

これまでも、これからも
お客さまと共に歩みつづけます

imaiiのスピリットはこれからも流れゆく時代の変化と共に進化し、確固たる輝きを放ち続ける。
観客席からの盛大な拍手とともに、壮観であり圧倒的なそのステージは締めくくられた。

 

以下、当日配布された有村 雅弘氏によるこの日への想いが綴られている。(引用)

The imaii
Hair Liveをご覧いただく前に

このHair Liveはimaiiの普段のサロンワークをご覧いただくものです。
普段のサロンワークとは開業以来46年に渡りますimaiiの技術の変化と研鑽を含めた様々な事柄の積み重ねの表れです。その流れを記させていただきますことでHair Liveの内容をご理解いただけるかと思います。

今井英夫がセット全盛時代に、逆毛を立てやすくピンカールなどをやり易くするために毛先を筆の穂先のごとくにするためのシザーズなり本レザー(現在の替え刃でない)でのストロークカットを2年間学んだ後に1971年『美容は生活の一部。アメリカの生活を知るために』渡米。数店舗での勤務を経てLAのVIDAL SASSOONでブラントカット(SASSOON CUT)を学び、1973年帰国し原宿にカットサロンイマイを開店。1977年<朝シャン>を広めるために『髪を洗おう』を開催する。このショウを見て私 有村雅弘が入社。同じ頃、今井は日本にてJean Louis Davidののヘアショウにて8インチのハサミでの仕事を見てそれまでのミニシザーズでの技法との違いにショックを受けParisに目を向け始める。maniaticeでは毛先を筆の穂先のごとくにするダライカットを学び、Jacques DESSANGEでは親指を深く入れる今の持ち方と新しい展開図と若者を育てるステージ(後のCiao Bambinaサロンのヒントを受ける)を学び、HARLOWではバリカンカットに象徴される毛束を根元からすくわずに中間からすくうことで毛先に柔らかさを表す技術を学ぶなど、今井と私は共にParisのショウ・セミナー等に5〜6年に渡り学び続けました。これらの技法が<形をつくる>という基本的な考え方は同じでもVIDAL SASSOON技術に代表される技法とは全く違うテイストがimaiiには備わっているのです。そこには縦スライスのボックスカットと横スライスのワンレングスカットが大基本にあり、そこにプラスした形で今風の削ぎの技法になりテイストが混ざり合っているのが他のサロンとは違う表現となっています。現在のハサミとコームを右手に持ったままの技術は私が30年ほど前に理容師の仕事を見て取り入れたものです。良いものはすぐに取り入れるという流れはimaiiの原点でもあります。

カラーについてはその大事さに気がついた時、1992年から1993年にかけてS.F.のYoshi Toya氏のサロンにてMs. Green Karnに半年に渡り4人の女性スタッフがアシスタントとして日本初のカラリストとなるべく学びましたことがimaiiのカラー技術の原点となっています。1997年頃には二年続けてMr. Kaz Amorを招聘し全く違うウィービング技術を学んでいます。また2010年より二年間に渡りMs. Joe Blackwellにカラーの全く新しい技術を学んでいます。したがってimaiiのカラー技術の考え方はアメリカ流が基本にあり、そこにParisのカラー技術(バリアージュ等)の影響が入ってimaii流となっています。日本より50年カラー技術の歴史が長い欧米に学んで<imaii 100茶>を発表したりしてきましたが、imaiiそのもののヘアカラーはまだまだ進化すべきと感じています。

2018年11月20日
代表取締役社長 有村 雅弘

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