モデル・ピラティスティーチャー・美容薬膳家 熊澤 枝里子さん

Professional InterviewSep.28.2019

INTERVIEW WITH ERIKO KUMAZAWA
モデル・ピラティスティーチャー・美容薬膳家 熊澤 枝里子

内と外から整えて
心身ともに健康で美しく。

長身がより美しく見える、すっと伸びた背筋。血色感のあるツヤ肌。爽やかでヘルシーな魅力に満ちたモデルの熊澤枝里子さん(33)。
モデルとして15年活動を続ける中で自身の持てるツールと経験を生かし、現在はピラティスのインストラクターや美容薬膳家としても活動されています。

鎧を脱ぎ捨て、本来の自分に戻りたい

ヘアケアにもこだわりがあると言います。

「撮影で髪を巻いてもらうことが多いのでダメージに繋がらないよう、シャンプーは合成界面活性剤不使用で美容成分が多く含まれているサロン専売品を選ぶようにしています。ヘアスプレーでバリバリに髪を固めた時は、トリートメントで乳化させてからシャンプーをする方法も実践しています」

2004年から『CanCam』『AneCan』の専属モデルを務めた熊澤さん。当時は赤文字系ブームの全盛期。トレンドセッターとして明るい髪色に巻き髪、盛ったメイクで女性の憧れを体現していました。  

「10年近く同じ場所で走り続け、そこはある意味、戦場でした。鎧をつけていたと感じる部分があり、卒業を機に一度、その鎧を脱いで本来の自分に立ち戻りたい。自分の良さを改めて見つけたいという気持ちが強くあったのです。そこからヘアやメイクも含め、ナチュラル志向になっていきました」


美容のスチール撮影。こちらは伊勢丹ビューティアポカセリーの冊子。 Photo:天日恵美子


ピラティスとの出合いで感じた変化

その頃から自分の理想とするボディラインを作りたい。正しい体の使い方を見直したい。何をすれば改善できるのか、いろいろな運動や方法を模索する中で出合ったのがピラティスでした。

「クラシックバレエをやっていたので背筋は強かったのですが腹筋が弱く、ピラティスを始めるまで、腹筋で一度も起き上がることができなかったんです」

ピラティスのインストラクター養成コースを受講。週4日ほど通い、3ヶ月経った頃から身体の変化を確実に感じるようになったと言います。

「腹筋ができるようになったのはもちろん、酷かった腰痛も改善しました。見た目的にも、薄っぺらな体型で猫背ぎみだったのですが、体幹を鍛えることで胴体の軸がしっか りし、立ち姿も堂々として見えるように。ポージングやウォーキングも変わりました」


野村不動産『PROUD』のCMに出演中。

薬膳で内側からも美と健康をつくる

ピラティスを始め、心身ともに良いコンディションを保つには「本質が大事」ということに深く気づき、食の本質にも目を向けるようになりました。

「お仕事で薬膳の先生に料理を習う機会があり、食べ物で体の調子を整えられるという凄さを知ってから学び始めたのです」

薬膳は中医学の理論に基づいた「目的を持った食事」。季節と体質と体調に合わせて食材や調理法を選んで組み立てていく。

「スーパーの食材で出来るので全然難しくないですし、不味くも苦くもないんです。中国料理だけではなく、ラタトゥイユやカレー、スイカジュースでも薬膳になります。例えば、梅雨など湿気の多い時期にはトウモロコシご飯がとても良くて、ひげも軽く煎ってお茶にすると体の中の湿気を取り、利尿作用が期待できます。お肉の中でも体を冷やす肉と温める肉があるので、冬に体を温めたい時は鶏肉を選ぶと良いです。髪や爪に良いのは、ひじきや海藻類、黒キクラゲ、黒ごま、海苔など黒い色の食材ですね。そのように薬膳でバランスが取れるようになってくると身体の感覚が冴え渡ってくるのです。『あ、今、臓器が冷えている』と分かったり、風邪を引いたり便秘になった時もすぐに対処できるようになりました」


ヘルスケア雑誌『YOLO』のwebサイトにて、薬膳のレシピを連載中。
『YOLO』のwebサイト内から「熊澤枝里子」で検索。隔週金曜日にアップされます。


楽しみながら多くの人に繋げたい

ピラティスと中医学(薬膳)には多くの共通点を感じるという熊澤さん。ピラティスは「筋肉や骨」から。薬膳は「臓器」から身体を整える。そしてメンタルにも良い影響を与えることを実感しています。

「ピラティスは 動く瞑想 と呼ばれているほど深く自分の内側にフォーカスしながら体を動かします。レッスンを受けられている常連さんを見ると表情も明るくなり、髪型やメイク、ファッションもすごい勢いでオシャレに変化しています。私自身楽しみながらやっていることが誰かのお役に立てているのは嬉しい。モデルの活動+αとしてピラティスと薬膳が少しずつ膨らんできているので、全てをリンクさせ、多くの人に繋げられるようになっていきたいと思います」

 

 Profile/熊澤 枝里子 (モデル・ピラティスティーチャー・美容薬膳家)

1985年11月15日生まれ、兵庫県出身。18歳の時に雑誌『CanCam』専属モデルとしてモデルの仕事をスタートさせる。『CanCam』『AneCan』の専属モデルを合わせて10年弱務める。モデルとしてその他多数のファッション誌で活躍。旅番組でのリポーターや、舞台・映画で芝居にも出演する。テレビCMや広告にも多数出演中。2014年からピラティスを習得し、現在はマシンピラティス、マットピラティス共に資格を取得し、インストラクターとしても活動中。薬膳の国際中医薬膳師資格を取得し、美容薬膳家としてイベントなども開催している。
HP『Life is Beautiful』 http://www.lifeisbeautiful-ek-webmagazine.com/
Ameblo https://ameblo.jp/eriko-kumazawa
Instagram @kumazawa_eriko
レプロエンタテインメントHP https://www.lespros.co.jp/artists/eriko-kumazawa/
                                             



■ピラティススタジオzen placeとコラボした特別企画でマシンピラティスのグループレッスンを開催中。お問い合わせはzen placeまで。(050-5577-5721)
■毎週土曜日 12:30〜13:30 Yes Tokyo中目黒スタジオにてマットピラティスのレッスンを開催中。


 

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