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20年30年先の中野製薬の屋台骨となるグローバル目線の新工場が誕生

美容メーカーTOPICS
Feb.21.2025

中野製薬は2024年春、滋賀県草津市に新工場を設立。自社開発・自社製造を武器に、世界に通用するモノづくりの要となる同工場について紐解きます。

中野製薬 代表取締役社長
中野 孝哉氏

――新工場設立の経緯を教えてください。
1973年に建てられた旧工場は当時の最新鋭の設備を導入した素晴らしいものでした。しかし50年以上稼働する中で、移り変わる品質基準や製造ルールに対応する必要に迫られていました。また今年2024年は私が現職に就任して5年目の年であり、20年、30年、さらに50年先を見据えてビジネスを進める中で、次の屋台骨が欠かせないと考えました。ここ数年はおかげさまで業績が好調ということもあり、生産キャパシティを増強し、グローバル目線で通用する新たな工場を作るべくスタートしました。


――新工場のこだわりと、強みは。
化粧品の製造における品質・安全性に関する国際規格ISO22716(化粧品GMP)に準拠し、環境性能を高めたところです。そして念願だったワールドワイドに認められる最新鋭の工場ができあがりました。コンセプトは「スマート・サステナブル・ウェルネス」。OEMでは海外からのオファーも増える中、特に欧米からはどのような工場で製品が作られているのかが問われます。3つのコンセプトを体現していることは世界で認められる工場の要因であり、われわれの強みです。


――国内の頭髪化粧品メーカーでは初※の「CASBEE建築評価認証」で最高位のSクラス取得となりました。その狙いは?
せっかく新しいものを建てるのであれば業界随一でありたい。トップを取ることで印象にも残ります。建物自体が環境に配慮していることはもちろん、取得する上で大切だったのが地域との共生でした。当社では私がリーダーとなりサステナビリティ推進プロジェクトに取り組んでいるのですが、地域との共生もサステナビリティの観点から大切にしているポイントです。そういった点を踏まえながら取り組んでいき、無事Sランクを取得できました。※中野製薬調べ(2024年5月31日現在)


――開発から商品化まで、どのような過程で商品はできる?中野製薬のモノづくりの特徴は?
ヘアカラーでいえばマーケティング本部を軸にシーズンのトレンドを分析してサロン様とともに開発する流れがあります。またときに、ゼロイチで生み出される商品もありまして、研究開発本部がずっと温めてきた処方から生み出されることも。いずれにしてもサロン様とともにモノづくりを進めるときに、研究員が直接コミュニケーションを取るのが当社の特徴かもしれません。人伝に聞くよりも、直接聞いて具現化した方がスムーズでいいものができるという発想から、現会長 中野 耕太郎が社長時代にスタートし、業界でも珍しい取り組みだと思います。


――2024年は創立65年という年でした。新工場設立も含めどのような1年でしたか。
今年から中期経営方針の一つの節目の1年目がスタートしました。ホップ期・ステップ期・ジャンプ期の3年×3の9カ年計画に取り組んでいる中の最後の3年間になります。結果を出さなければならないジャンプ期と言える3年間に入り、これまでの6年間で仕掛けてきたことが次第に花開いてきました。昨年は最高売上を数十年ぶりに更新することができ、今年に入ってからは新工場設立や、5人の新たな執行役員の任命など、これからの中野製薬の礎を築くことができたターニングポイントとなる1年になりました。


――最後に美容師さんへメッセージをお願いいたします。
この新工場のもと、美容業界の未来を見据えながら、今まで以上に信頼いただける商品を開発・製造し、みなさまのもとにお届けしたいと考えております。ぜひ工場見学にもお越しいただき、中野製薬のモノづくりに対する熱い想いを間近に感じていただければ幸いです。

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